佐賀県神埼市に鎮座する「白角折神社」のクスノキに感動したのでシェア。
白角折神社は「おしとり神社」と読みます。読み仮名つけないと無理(笑)
クスノキは佐賀県天然記念物に指定されています。
見る者全員を圧倒させる樹齢1000年の巨木です!
【この記事で分かること】
●白角折神社について
●白角折神社の歴史
●佐賀県天然記念物のクスノキについて
●福岡県久留米市にもある白角折神社
白角折神社のクスノキは樹齢1000年!
こちらが佐賀県神埼市白角折神社にある佐賀県天然記念物のクスノキです。
どうですか!この迫力!!写真からでも圧倒されませんか?
佐賀県武雄市にも「川古の大楠」があります。佐賀県の二大巨木といっても過言ではないでしょう。
佐賀県神埼市「白角折神社」の歴史
白角折神社は貞観15年の古社という歴史ある神社です。
貞観の読み方は「じょうがん」です。というか何時代?ってなりませんか(笑)
貞観は平安時代になります。859年から877年までを言います。
佐賀県の神埼を作るうえで白角折神社が深くかかわっていたという歴史があります。
神埼市には城原川という川が流れているのですが、白角折神社は城原川を治める神社として創建されました。
白角折神社の祭神は「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」です。
白角折神社はちょっと奥まった木々に囲まれた場所にあり、神社の鳥居をくぐると時が止まったような静けさで空気が変わったのを感じました。城原川が近くに流れているので川のせせらぎの音が心地よく、とても落ち着く神社でした。
白角折の由来とは?
白角折は「おしとり」と読みます。珍しい呼び名ですよね。
これを一発で読めたあなたは天才です(笑)
何故、おしとりと読むようになったのか?についてです。
●ヤマトタケルノミコトが戦いのときに白角折神社から的に向かって矢を放ったという伝説
●西の国と戦っているときに、鳥が白い角を運んで来たら戦いが有利に進んだという伝説
●幣作りのおしとり部との関連
上記の歴史から「白角折➔おしとり」と呼ばれるようになったとされています。
白角折神社は「盃状穴」がある珍しい鳥居がある
白角折神社には二基の鳥居があって1基は残欠の鳥居です。
その残欠した鳥居に盃状穴がります。
鳥居にあるのは珍しいそうですよ!
下記が鳥居に残っている盃状穴です
【参照:神埼@NAVI】
この穴は、豊作祈願や病気平癒の願掛けのときに小石で掘り続けた信仰の証なのだそうです。
白角折神社の場所について
白角折神社の場所になります。
住所:佐賀県神埼市神埼町城原
すぐ近くに水車の里遊学館と豆腐専門の食事処があり、城原川が流れています。そこを通り過ぎると木々に覆われた場所が見えてくるのですが、その木々の中に白角折神社があります。
神社の入り口は狭いです。車1台通れるくらいの道なので入っていくときは少し不安になりましたが(笑)曲がる場所に白角折神社の看板が小さいですが設置されています。
駐車場はありません。鳥居の近くに私は駐車させていただきました。
鳥居をくぐり、石でできたアーチ形の橋の右側に堂々とした風格のクスノキを拝むことができますよ。
本当に圧倒されます。これは見た人にしかわからない迫力なので、是非足を運んでみてほしいです。
福岡県久留米市にも白角折神社がある!
白角折神社は福岡県久留米市にもあるのです!違いは呼び名。
神埼市 ➡ おしとり神社
久留米市 ➡ しらとり神社
祭神はどちらも「日本武尊」です。
久留米市の白角折神社の歴史のほうが古い
久留米市の白角折神社創建は弥生時代中期で、弥生時代の人々の疫病厄除け・土地の守り神として受け継がけてきた神社です。佐賀県神埼市の白角折神社創建は貞観ですから、さらに古い神社になります。
久留米の白角折神社の名前の由来ですが
「日本武尊が白鳥に化身したから白鳥大明神として祟奉った」と言われています。
同じ祭神で同じ漢字の神社なのに呼び名や由来が全然違うって面白いですね!
久留米の白角折神社の場所
住所 ➡ 福岡県久留米市白山町191-6
「水天宮入り口」という信号から少し入った場所になります。
まとめ
佐賀県神埼市にある白角折神社についてまとめてみました。
テレビでは神埼の白角折神社が特集されていたのですが、久留米にも同じ白角折神社があるなんて知りませんでした。
呼び方も由来も違っていたのが面白かった!歴史って深堀すると楽しいですね😊
神埼の白角折神社と久留米の白角折神社に両方足を運んで比べてみるとまた違った面白さがあると思います。
【この記事で分かったこと】
●白角折神社のクスノキについて
●白角折神社の歴史
●福岡県久留米市にもある白角折神社
あなたの疑問が解決できたら嬉しいです。